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Rubyのバージョン管理をしたい
Macには標準でRubyがインストールされていて、すぐに使うことが可能となっています。
しかし、案件によってRubyのバージョンを切り替える必要が出てきたり、迂闊にRubyのバージョンアップが出来ないケースもありえます。
rbenv
そんな時にはrbenvをインストールしましょう。
以前、紹介したgoenvと同じような役割で、簡単にRuby本体のバージョン管理が可能になります。
では、早速Homebrewでの導入方法をご紹介したいと思います。
手順
インストール
まずは以下のコマンドを実行してください。
1 |
brew install rbenv ruby-build |
ここではrbenv本体と、rbenvのプラグインのruby-buildをインストールしました。
確認
以下のコマンドを実行して確認してみましょう。。
1 2 |
rbenv --version ruby-build --version |
どちらも正常にインストールされています。
バージョン切り替え
では、実際にバージョンを切り替えてみましょう。
今回は2.4.3
に変更してみます
まずは、以下のコマンドで、2.4.3
がインストール可能かチェックしてみましょう。
1 |
rbenv install --list | grep 2.4.3 |
インストール出来そうですね。
※インストール出来ないバージョンの場合は何も表示されません
では、以下のコマンドで対象バージョンのRubyをインストールします。
1 |
rbenv install 2.4.3 |
インストールは出来たので、次に以下のコマンドで実際にバージョンを切り替えてみます。
1 |
rbenv global 2.4.3 |
あれ?変わらない・・・
これで変わったと思い、以下のコマンドで確認すると、
1 |
ruby -v |
残念ながら変わっていません。orz
原因は環境変数
以下のコマンドでどこのrubyが使用されているか確認してみます。
1 |
which ruby |
これだとMacのデフォルトのrubyを見てしまっているので、ここの向き先が~/.rbenv/shims/ruby
になるように変える必要があります。
シェルのprofileに以下の記述を追加します。今回はzshを使っているので~/.zprofile
に追記します。
※お使いのシェルによって編集するファイルは異なるので置き換えて作業を進めてください
1 2 |
export PATH="${HOME}/.rbenv/shims:/usr/local/bin:$PATH" eval "$(rbenv init -)" |
編集をしたら以下のコマンドで反映して再度確認してみましょう。
1 2 |
source ~/.zprofile ruby -v |
正常に反映されましたね。
あとがき
Rubyに限らず、GoやNode.js、PHPなどは言語のバージョンによって差異が出るので、このようなバージョン管理の概念は必ず必要となります。
環境構築の際は、忘れずに考慮するように注意しましょう。