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batファイルをタスクバーにピン留めする|アイコンも自作して一発起動

batは直接タスクバーに置けません。cmd.exe を経由するショートカットにすれば通ります。専用アイコンをPNGから作る手順と、アイコンが更新されないときの対処もまとめました♪

1888文字

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毎回フォルダを開くのが面倒

ComfyUI をポータブル版で入れたので、起動は start-comfy.bat をダブルクリックするだけ……なんですが、そのためにエクスプローラーを開いてGドライブまで辿るのが地味に面倒です。

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1日に何度も再起動するので、タスクバーに置いてワンクリックで済ませたい。

ところが、batはタスクバーにピン留めできません。

batが直接ピン留めできない理由

batを右クリックしても「タスクバーにピン留めする」が出てきません。

Windowsがピン留めを許すのは exe(と、exeを指すショートカット)だけです。batはプログラム本体ではなく、cmd.exe に読ませるただのテキストファイルという扱いなので、対象外なんですね。

cmd.exe を経由させる

逆に言えば、exeを指すショートカットなら通ります。

batを直接指すのをやめて、cmd.exe を指して、batを引数で渡す形にします。

C:\Windows\System32\cmd.exe /c "G:\AI\ComfyUI\start-comfy.bat"

これならリンク先はexeなので、ピン留めの対象になります♪

手順

デスクトップで右クリックして、新規作成 → ショートカット。

右クリックから新規作成のショートカットを選ぶ

「項目の場所」に、さっきの1行をそのまま入力します。

項目の場所にcmd.exeとbatのパスを入力する

パスに空白が含まれることが多いので、bat側は必ずダブルクォートで囲みます。囲み忘れると、空白のところで引数が切れて動きません。

名前を付けて完了。

ショートカットに名前を付ける

作業フォルダーを忘れずに

できたショートカットを右クリックしてプロパティを開きます。

ショートカットの右クリックメニューからプロパティを開く

ここで 作業フォルダー を設定しておきます。

リンク先と作業フォルダーを設定する

見落としやすいのですが、batの中で相対パスを使っていると、ここが空だと動きません。batが置いてあるフォルダを入れておきます。

/c と /k の違い

指定動作
/cbatが終わるとウィンドウが閉じる
/kbatが終わってもウィンドウが残る

起動ログを見ながら使いたいなら /k のほうが便利です。今回のbatは末尾に pause を書いてあるので、/c で十分でした。

アイコンを作る

このままだと cmd.exe のアイコン になってしまって、タスクバーに並べても何のショートカットか分かりません。専用のものを用意します。

Windowsのアイコンは .ico という形式で、1つのファイルに複数サイズを入れられるのが特徴です。

使われる場所だいたいのサイズ
タスクバー24〜40
エクスプローラー16〜256
Alt+Tab32〜48

場所によって違うサイズが使われるので、1サイズだけ入れておくと拡大縮小でぼやけます。まとめて入れておくのが正解ですね。

PNGから変換する

Pillow で数行です。

from PIL import Image

SIZES = [(16, 16), (20, 20), (24, 24), (32, 32), (40, 40),
         (48, 48), (64, 64), (128, 128), (256, 256)]

im = Image.open("logo.png").convert("RGBA")
im.save("comfyui-pencil.ico", format="ICO", sizes=SIZES)

元画像は 透過PNG にしておきます。

元にした透過PNGのロゴ(市松模様が透明な部分)

背景が白いままだと、タスクバーの暗い背景で白い四角が浮きます。透過なしのPNGしかない場合は、変換の前に背景を抜いておきましょう。

プロパティの「アイコンの変更」で、作ったicoのパスを入力すれば選べます。

アイコンの変更ダイアログでicoを指定する

ハマった:アイコンが変わらない

ここで引っかかりました。

icoを作り直して、ショートカットも作り直したのに、古いアイコンが出続けます。

原因はWindowsのアイコンキャッシュでした。アイコンはパス単位でキャッシュされていて、中身を差し替えても同じパスなら古い絵を使い回します。

確実なのは ファイル名を変えること です。パスが違えばキャッシュに当たりようがありません。

キャッシュを更新する標準コマンドもあります。

ie4uinit.exe -show

エクスプローラーを落とさずに済むので、まずこれを試すのが無難です。それでも駄目ならファイル名を変える、という順番ですね。

できあがり

デスクトップはこんな感じ。

デスクトップに置かれたショートカット

ショートカットを右クリックして「タスクバーにピン留めする」を選べば完成です。

タスクバーにピン留めされたアイコン

ワンクリックで起動できるようになりました♪

なお、ピン留めの操作自体は手作業になります。Windows 10以降、プログラムから勝手にタスクバーへ登録する動作はOS側で塞がれているので、ここだけは自動化できません。

まとめ

詰まる点対処
batはピン留めできないcmd.exe を指すショートカットにして、batは引数で渡す
batが途中で止まる作業フォルダーを設定する
アイコンがぼやけるicoに複数サイズを入れる
タスクバーで白い四角が浮く元のPNGを透過にする
アイコンが変わらないファイル名を変える

今回はComfyUIの起動用でしたが、中身がbatなら何でも同じ手が使えます。普段よく叩くバッチがあるなら、ひとつ作っておくと地味に効きますよ♪